3年で辞めた若者はどこへ行ったのか?

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
城 繁幸 / / 筑摩書房
ISBN : 4480064141
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タイトル詐欺。中身は筆者の言いたいことが詰まっていて、その裏付けに様々な人の言葉たちが使われているだけ。Amazonでそのような言葉を読んだが、まさしくその通り。
後書きを買う前に読むべき。そこに筆者の主張が詰まっているから。別に建設的でないとは言わないけれども。

リーマンショックを経た今、投資銀行へつとめている人がどうなったか、もう一度筆者にリポートをお願いしたい。その上で、アメリカ中心のシステムにそった形が良いのかというのをもう一度検証していただきたい。

確かに民主、社会、共産、マスコミ批判はわかりやすいが今更感も。そして、繰り返される昭和→平成の主張は何か論拠が薄い。いつもこの手の本を読んで思うのが、文系の人は何故こんなに転職や残業超過について言及するのが好きなのだろう。(こう考えてしまうのは典型的二本の理系なのかもしれないが)、自分の研究室での経験からすると残業代がでる残業は幸せなのではないかと思う。給料がもらえるんだから。それより多い時間を費やしてただ働きしている理系学生の多さを考えたら、就職して楽になったという事例も結構あるんじゃないかと思う。
是非ともこうした無茶な労働時間を平気でこなすことを要求する日本の理系研究室に対してメスを入れて欲しい。というか、それをやらないと、残業当たり前の感覚は抜けないのではないかと思う。
また、転職のリスクというものは存在しないのだろうか?それを伝えずして転職をオススメするのはあまり感心しない。まだ、勝間和代の転職活動をしても食いっぱぐれない様に運用をって話のほうが親切に聞こえる。

ちなみに、就職率の酷いグラフの比較(2~8%の差に有意差が見いだせるのだろうか?)や、ベースラインを明らかにしない割合の比較など、ミスリーディングを誘ったり誇張をしている場面が見られるのが残念で仕方ない。
前作はもっと素直に読めたのに。

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